2022年4月2日土曜日

込められた気持ち

 

「押加絵理、阿酢藻 加油!」(※「加油」のみは中国語)

 …ある晩家に帰ると、リビングのテーブルにこの謎の文字が書かれた付箋が貼り付けてありました。試行錯誤したのか、付近には他の文字を書いてそれを消したような付箋もありました。何のことかな、としばらく考えて意味がわかりました。「おかえり、明日も頑張ろう」ですね。

 翌朝確認すると、書いたのは小学5年生の長男でした。生活時間帯が違うために、父親と中々直接言葉を交わせないから書いた、とのこと。短い言葉ではありましたが、そこに込められた気持ちはよく伝わってきました。たかが言葉、されど言葉、ですね。

 言葉は平面的な物ですが、その力はかなりのものです。言葉一つで気持ちが救われることも多くありますし、その逆が起こってしまうことがあるのもまた事実です。言葉を使うとき、その力の大きさを考えて気持ちが伝わるようにしなければな、と息子の付箋を見ながら思ったことでした。



「多打居間、亜巣持願馬留世!」