2020年3月21日土曜日

一月の中学入試、センター試験に始まり、三月の公立高校入試、そして国公立大学後期入試まで、長くに渡った入試期間が今年もやっと終わりました。ただでさえ緊張する入試そのものに加えて、今年は新型コロナウィルスの影響が強く出るなど、受験生にとっては普段以上に大変だったことと思います。それを乗り越えて栄冠を掴んだ皆さん、本当におめでとうございます。新しい学び舎が皆さんにとって素晴らしい場所でありますよう、あせす職員一同、心からお祈りしています。
ところで、新聞を見ていてハッと気づいたことがありました。今年は阪神大震災、そして地下鉄サリン事件から25年目に当たります。年月が経つにつれ、いつの間にか「教科書の中の出来事」になりつつありますが、新聞記事を見て、改めて「普段の日常生活を脅かすものはたくさんある」こと、だからこそ「普段通りの日常生活を送ることが出来るのは有難いことだ」という事実に気づかされました。
入試は非日常なものです。ですが、本当はその前に種々の日常があり、その日常は様々な方々によって支えられています。今後、何らかのものによって、日常を脅かされる可能性は否定できません。今目の前にある日常を大切にした上で、非日常へ向けて一生懸命に取り組む。あせすはそういう場所であり続けたいと思います。

2020年3月18日水曜日


 2020/3/13()は、鹿児島県立高校の合格発表の日でした。今年の受験生を取り巻く状況は例年になく厳しいものでしたが、それを乗り越えて合格を掴んだ受験生の皆さん、本当に合格おめでとうございます。
 今回受験を迎えた学年が、厳しい状況を経験するのは今回が初めてではない、という記事が新聞に掲載されていました。9年前、東日本大震災のために小学校の入学式を行えなかったのがこの学年ということでした。周囲が心配しがちなのは、そういった節目の行事が無くなってしまうことの辛さですが、新聞記事には、当の本人たちの嘆きよりも、それを受け入れ、次に意識を向けている、ということが書かれていました。
 できることなら、厳しい状況に遭いたくない、遭わせたくない、と思うのは人情です。ただ同時に、そのような状況が起こってしまうのも確かです。不測の事態が起こったとき、それを怒りや嘆きで終わらせず、次に向かうエネルギーにする。私たち大人もそのような姿勢を持ち続け、明日を生きる力にしたいものです。
 最後に、合格を掴んだみなさん、本当におめでとうございます。
 みなさんが新しく通う場所が、力に満ちたすばらしい出会いの場所でありますように。

2020年3月5日木曜日

令和2年3月5日。鹿児島県立高校入試の一日目です。
今年の入試の雰囲気はいつもと違いました。例年は朝、生徒を激励するため各高校を走り回るのですが、今年はそれがありません。新型コロナウィルスの感染予防にここまで努めてきた生徒たち。その取り組みの効果を最大限に発揮できるよう、祈りながら今朝を迎えました。
朝、窓を開けると綺麗に晴れた空。冷たさの中にも凛とした雰囲気を感じます。きっと、生徒たちは自分の実力を発揮できるはず。直前に会えない辛さを感じつつ、この気持ちが届きますように、と天に願いを掛けました。ゴールはすぐそこ、頑張れ!受験生!

2020年2月11日火曜日

 2/6(木)、N君が息を切らせて校舎に駆け込んできました。彼は先日行われた鹿児島玉龍中学校の受験生でした。玉龍中の入試は、適性検査という通常の入試とは一風変わった入試を行います。様々な力が試されますが、その中でも発想力は大きなウェイトを占めます。
 彼の発想力はなかなかのもので、授業でもその力はいかんなく発揮されており、合格を十分に感じさせるものでした。それだけに、合格発表の封筒に合格の文字がなかった時には、彼はもちろん、私たちも残念さを隠しきれませんでした。
 駆け込んできた彼が、息を切らせながら「玉龍中から追加合格が来ました!」と叫んだ時には、それに応えて講師一同も心を込めて叫びました。「おめでとう‼」
 きっと彼は合格ラインギリギリにつけていたのだと思います。最後の最後に「合格」を呼び寄せた秘訣は、きっと彼の「合格したい!」という気持ちだと思います。諦めないことが最後の最後に運を呼び込むのかもしれません。
 受験は魔物です。たくさんの「なぜ…?」が受験会場で、そして合格発表の場で飛び交います。今回、受験という魔物が最後微笑みを見せた相手はN君。まだまだ受験シーズンは続きます。最後に笑顔の花を咲かせる生徒が一人でも多くなりますように、私たちも生徒を信じて最後の最後まで指導に全力を傾けていきます。
 今年玉龍中学校に合格を決めた7人の皆さん、改めておめでとう!

2020年1月30日木曜日

 スタッフから聞いた話です。幼稚園に子どもを迎えに行くと、「今日から新しい先生が来たんだよ」とのこと。「この時期から…?」と一瞬不思議に思いましたが、すぐに「職場体験の時期か!」と気づきました。
 職場体験が、教育課程の一環としていつ始まったかについては、地域によっても異なるようですが、少なくとも私たち親世代が中学生頃にはなかったような気がします。職場体験を通して、社会の仕組みを実際に感じられる良い機会だと思います。
 話は変わりますが、先日県外の新聞に「新聞感想文コンクール」の記事が出ていました。その講評の中に「正解はない 意見交換で成長を」という見出しがありました。今、世界の多様化が進み、以前に比べ「正解」の数が増えています。そこで生徒たちは様々な選択肢から自分で考え、選択していくことになります。
 時代が変わるにつれ、必要とされる力もまた変わります。これからを生きていく生徒たちには、「自分の正解」を探す力、そしてそれを手に入れる力が必要とされるのだと思います。職場体験然り、こういった経験を通して生徒たちがよりよい選択を行えるようになっていってほしいものです。

2020年1月23日木曜日

去る1/18(土)は鹿児島玉龍中学校の入試でした。
玉龍中学校は公立中学校であるため、いわゆる「入試」を行わず、代わりに「適性検査」と呼ばれる独特な入試を行います。
一例をあげると、「かごしま水族館の館内図やイベント開始時間表を見て、一番短時間で全てのコーナーやイベントを回るにはどうしたらよいか」というような問題があります。国語や算数などの教科にカテゴライズすることが難しく、複合的な要素を考える必要があるため、見た目の面白さとは裏腹に、解くのにはなかなかの労力を必要とします。今回受験に臨んだ生徒たちは、今までその過去問に「あぁでもない、こうでもない…」と頭を悩ませ、取り組んできました。
頑張った受験。一番に願うのは合格です。そして、見慣れぬ複合型の問題に全力で向き合ってきたその努力と知識が生徒本人の本物の力になりますように。

2020年1月8日水曜日

2020年年初、非常に興味深いニュースが載っていました。大分県で出土した鏡について、調査の結果「魏の英雄曹操が卑弥呼に贈ったもののうちの一枚である可能性が高い」というものです。ご存じの方も多いかと思いますが、邪馬台国がどこにあったかについては現在でも九州説と畿内説との間で論争が行われており、はっきりとした結論は未だに出ていませんでした。
今回の発見で、九州説の信憑性が高くなる可能性があります。今までどこにあるかが分からなかったもの(それもまたロマンなのですが)が、具体的な像を伴って私たちの前に現れるかもしれない、というのは、非常に大きなロマンです。
現実的な話では、教科書の記述が変わる可能性もあります。例えば、今の教科書では鎌倉幕府の成立年は1185年なのです(いいくに作ろう鎌倉幕府、だったのに…)。今回の発見が実際にどういう意味を持つのかは今後の調査次第ではありますが、私たちの知識もアップデートしていくことが必要になりますし、その姿勢を持ち続けておきたいものです。