2020年2月11日火曜日

 2/6(木)、N君が息を切らせて校舎に駆け込んできました。彼は先日行われた鹿児島玉龍中学校の受験生でした。玉龍中の入試は、適性検査という通常の入試とは一風変わった入試を行います。様々な力が試されますが、その中でも発想力は大きなウェイトを占めます。
 彼の発想力はなかなかのもので、授業でもその力はいかんなく発揮されており、合格を十分に感じさせるものでした。それだけに、合格発表の封筒に合格の文字がなかった時には、彼はもちろん、私たちも残念さを隠しきれませんでした。
 駆け込んできた彼が、息を切らせながら「玉龍中から追加合格が来ました!」と叫んだ時には、それに応えて講師一同も心を込めて叫びました。「おめでとう‼」
 きっと彼は合格ラインギリギリにつけていたのだと思います。最後の最後に「合格」を呼び寄せた秘訣は、きっと彼の「合格したい!」という気持ちだと思います。諦めないことが最後の最後に運を呼び込むのかもしれません。
 受験は魔物です。たくさんの「なぜ…?」が受験会場で、そして合格発表の場で飛び交います。今回、受験という魔物が最後微笑みを見せた相手はN君。まだまだ受験シーズンは続きます。最後に笑顔の花を咲かせる生徒が一人でも多くなりますように、私たちも生徒を信じて最後の最後まで指導に全力を傾けていきます。
 今年玉龍中学校に合格を決めた7人の皆さん、改めておめでとう!