2022年6月30日木曜日

聞くこと

 

 「い〜ち、に〜い、さ〜ん…」

 家でのこと。3歳の三男がお兄ちゃんからもらった鉛筆を数えていました。「ご〜お、ろ〜く、し〜ち…」鉛筆はまだまだ残っています。さて、どうなるかなと思いながら見ていました。

「きゅ〜う、じゅ〜う…」関門がやって来ました。何気ないふりをしながら耳は三男の次の言葉に全集中(古)です。…「じゅうい〜ち、じゅうに〜…」なんと!関門を越え、彼の数えは最後17まで進みました。妻と顔を見合わせて驚きました。

 三男は時にえらく真面目な顔をしていることがあります。そう言う時には大体兄2人の会話を聞いている時です。たまにこちらがギクッとするような、子どもっぽくない言葉を出すこともあり、その元は大体兄二人の会話です。そういうとき、意味は分からずとも、兄達や周囲がする会話を聞き、彼なりに解釈しているのが感じられます。真剣に「聞く」ことが大きな影響を及ぼすのだと感じる瞬間です。

 今年のあせすの夏期講習テーマは「聞く力」です。仕事柄、「勉強のやり方」を聞かれることが多くありますが、そんな時私は「聞く」ことの大切さをよくお話しします。説明を「聞く」、指示を「聞く」ことが実際の学習に繋がる、と言う内容です。それは同時に私たちが子ども達の思いを「聞く」ことが大切になることだとも考えています。まず「聞く」ことを大切にしたいものです。

 しかし、子どもが「聞く」ものには様々なものがあります。最近、三男が気に入って聞いているものの中には芸人さんのモノマネがあります。彼は何度もそれを繰り返します…ちょっと食傷気味なのは内緒です(苦笑)