2022年6月8日水曜日

時には昔の趣味を

 

光陰矢の如し、と言いますが、本当に月日の経つのは早いものです。この間お正月だったような気がするのですが、あっという間に4月、5月、そして6月となりました。日常の様々に追われ、中々自分の時間を取るには至らない、と感じている方も多いかもしれません。

 私の部屋にはギターが置いてあります。学生時代、ロックに目覚めたときに独学で弾き始めました。何事も形から入る性格が災いして(笑)一時期は6本同時に持っていたこともありますが、今はメインとサブの2本だけが手元に残っています。以前は暇さえあれば弾いていましたが、最近は全然触っていませんでした。

 ある休日の午後、子供たちが家の外で遊んでいるのを見守っていたとき、手持ち無沙汰だった私は、ギターを久々に弾くことを思いつきました。思いついたら即、といそいそと弦交換し、ピックとスライドバー(写真の茶色いバーです。ギターの上をスライドさせて弾きます)を持って外に出ました。最初は簡単なフレーズを弾くのもぎこちなく…でしたが、不思議なことに指は今だに昔弾いていたフレーズを覚えているようで、しばらく弾いているとだんだん色々と思い出してきました。

 色々な曲の中で、弾いていて懐かしかったのはベートーベンの第九でした。私の憧れのギタリストが、この曲をロックアレンジしてスライドバーで弾くのです。その様子がカッコ良かったこと、彼の持っていたギターが欲しくて、2本のギターをバラして1本ギターを組み立てたこと(写真のギターはこれです)、そしてスライドバーの持ち方(本当は指に嵌めますが、彼は3本の指でこれを持ちます)…色々思い出しました。やはり形から入っていますね(笑)

 色々弾いて思い出して…楽しい午後のひとときでした。また時間を見つけて弾きたいものです。