2月22日(金)朝、2014年に種子島宇宙センターから打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」への着陸に成功しました。「はやぶさ2」が着陸した「リュウグウ」は地球からおよそ3億キロ離れた小惑星です。「リュウグウ」にある石や砂を持ち帰る計画で、2020年の末ごろに地球に戻る予定です。
さてこの「リュウグウ」という名前。
変わった名前ですが、一般から応募された7300件あまりの案から選ばれたものだそうです。
選考理由としては、
・「浦島太郎」の物語で浦島太郎が玉手箱を持ち帰るということが、「はやぶさ2」が小惑星のサンプルが入ったカプセルを持ち帰ることと重なる
・目標となる小惑星は水を含む岩石があると期待されており、「リュウグウ」は水を想起させる名称案である
・既存の小惑星の名称に類似するものがなく、神話由来の名称案の中で(つづりの似たものを含め)多くの提案があった
などの理由が挙げられています。
その他、小惑星には興味深い名前がつけられているものがあります。
「たこやき」「トトロ」「仮面ライダー」「アンパンマン」など・・・
実は、もし自分で新しい星を発見することができれば、条件にもよりますが誰でも自由に星に名前をつけることができるのです。多くの人が天体観測に取り組んでいる中、新しい星を発見することは容易なことではないと感じますが、新しい星につけられた名前は永遠に残ります。とてもロマンがありますね。