先日日本で開催されたオリンピック。コロナ禍ということもあり、開催するにあたっては賛否両論ありましたが、活躍する日本人選手たちを見ていると、胸が熱くなるものがありました。
前回日本でオリンピックが開催されたのが、1964年。そこから57年の時を経て、2021年の開催となりました。次にいつ日本でオリンピックが開催されるかはわかりませんが、再び熱気に包まれる日本を楽しみに待ちたい思います。
日本人選手の総メダル獲得数は、58個。そのうち、金メダル27個、銀メダル14個、銅メダル17個、国別総獲得数ランキングでは見事3位に輝いています。
世界に誇れるご活躍、お見事でした。
無事に終わったオリンピックですが、今回はそのオリンピックに関する豆知識をいくつかご紹介したいと思います。
Q オリンピックはなぜ4年に1度?
A 古代オリンピックにならったため。
古代オリンピックが始まったのは、なんと紀元前9世紀頃。今から約2900年ほど前にさかのぼります。古代ギリシャで始まったオリンピックですが、もともとは神様に捧げる競技祭だったようです。古代ギリシャ人は太陰暦と今日一般的に使われている太陽暦とがほぼ重なる8年を重要な年と考え、8年に1度祭典を開いていました。のちに祭典は半分の4年周期となり、これが現在にもつながる4年に1度の開催の所以と言われています。
Q オリンピックのマークは何をあらわしている?
A 世界の5大陸を表している。
重なり合う5つの輪はアジア、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカ、オセアニアの5つの大陸を表し、この世界5大陸の団結や、各国の友好を深める大会であることを意味しています。ちなみにこのマークの正式名称は「オリンピック・シンボル」といいます。
このシンボルはフランスのピエール・ド・クーベルタンという方によってデザインされました。
使われている色が、赤・黒・青・黄・緑である理由は、この5色に旗の色の白を加えると、世界の国々の国旗をほとんど描くことができるからだそうです。
Q 第一回の出場国は何か国?
A 14か国。
近代オリンピックの記念すべき第1回大会は1896年、古代オリンピックの発祥地であるギリシャのアテネで開催され、欧米先進国の14か国が参加しました。実施された競技は陸上、水泳、体操、レスリング、フェンシング、射撃、自転車、テニスの8競技13種目でした。
ちなみに日本が初めて参加したのは、1912年のストックホルム開催の時になります。2019年に放送された大河ドラマ「いだてん」のモデルになった金栗四三さんがこの大会で日本人初のオリンピック出場を果たしています。
歴史を知ることは、とても勉強になりますね。次回のオリンピックも日本人選手の活躍を期待しております!