2021年9月4日土曜日

「一年の計は元旦にあり」

 

「一年の計は元旦にあり」

言葉の由来は、中国の明の時代に憑慶京という学者によって著された書物「月令広義」です。「月令広義」は中国の伝統的な年中行事やしきたりが解説されているもので、そのなかに「一日の計は晨にあり、一年の計は春にあり」という一文が掲載されています。晨は「あした」と読み朝のことを指すもので朝と書くこともあります。春は正月を意味していて全体では、一日のはじめである朝や一年のはじめである正月にこそ計画を立てるべきであるという戒めです。日本でいち早く取り入れたのが毛利元就だそうです。

 

  毛利元就            月令広義

 お正月に今年一年の目標を立てたことと思います。特に受験を控えた小学6年生、中学3年生、高校3年生は目標に向け、これからがとても大切な時期に入ります。また、受験学年以外の子どもたちも「計算が得意になりたい」「英語の得点を上げたい」「学校順位〇位以内」など目標を設定しています。

9月に入り、分散登校や時差登校、コロナ対策でそれぞれの学校生活が新しい形になりました。各学校の対応に子どもたちもご家族も戸惑うところがあるかも知れません。今まで以上に、学校でのこと、あせすでのこと、進路のことなどご家族でお話をする時間を作ってみてはいかがでしょうか。2021年もコロナに大きく左右される年になっています。学校行事をはじめ、子どもたちもご家族も楽しみが少なくなりました。健康や、平穏な日常が当たり前でないことを痛感します。

この夏休み期間、子どもたちは長時間、あせすでの勉強を頑張りました。勉強の成果は2か月後に出ると言われます。これからもそれぞれの目標に向けて頑張る子どもたちを全力でサポートしていきます。