2021年12月3日金曜日

踏み出す勇気

 気づけばクリスマスまで後一か月。家ではサンタクロースと連絡を取れる唯一の存在()である私は、さりげなく息子達「今年はサンタさんに何をお願いするの?」と聞いてみました。すると息子は「スケートボード‼」と。息子は今までスケートボードに触ったことがありません。どんなものか本物を見に行こうか、とスポーツショップへ出向きました。

実際に見てみると、安価なモデルからプロ仕様の高級品まで様々なものがラインナップされていました。店員さんに聞くと、安全性やバランスの良さを考えるとやはりそれなりのものを買うのが良いでしょうとのこと。サンタさんに伝えておくね、というには少し難しい金額でした。

その時思い出しました。私が昔遊んでいたスケートボードが実家にあるはずだと。それを試し乗りしてみてからでもいいのではないか、というわけで実家に送ってくれるよう頼みました。3日ほどして荷物が到着し、袋を開けると、そこには懐かしいスケートボード。学校から帰ってきた息子に見せ、早速実践です。

とは言っても息子はスケートボードをしたことがありません。「これ、どうやって遊ぶの?」と息子は聞きたそうでしたが、私も「まぁ取りあえず乗ってごらん」としか言えません。ぶつぶつ言いつつも自分なりにあぁでもないこうでもない…と色々試す息子。平坦な道で上半身をボードの前後方向に揺らす(動きません)、重心を後ろにずらしすぎてあわや転倒しそうになる(一瞬焦りました)、本人は動いているつもりなんでしょうが前に行くのは顔だけ(見ているこちらは笑いをこらえるのに必死でした)…と試行錯誤すること30分。地面を蹴り、ゆっくりではあるもののバランスを取ってボードに乗る息子。何とか乗れたというレベルではあるものの、嬉しそうな息子の様子にこちらも嬉しくなりました。

まずやってみる、その踏み出しには勇気がいります。ですが勇気をもって踏み出してみると見えてくるものがあります。新しいものがやってきたとき、そこに踏み込むことができる、そんな勇気を持っていたいものです。